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多額な費用がかかるのが旅行!という概念を覆す!高コストパフォーマンス情報 - 中世から続く城下町村上を見続ける村上城跡

中世から続く城下町村上を見続ける村上城跡

2017年4月に財団法人日本城郭協会の選ぶ「続日本100名城」にも選ばれた村上城跡は、現在石垣のみが現存する国の史跡です。

城跡は市民から「お城山」と呼ばれ親しまれている臥牛山の山頂にあり、山頂に至るまでの道は通称七曲りと呼ばれ、城があった当時は敵の進入を困難にさせる目的で作られましたが、今では市民の散歩コースとして、毎日多くの方が登山を楽しんでいます。

お城山の標高は135mと頂上までは20分くらいで登ることができます。七曲りを登り、山頂に着けば眼下には村上城下が広がり、鮭の帰る川三面川からそそぐ日本海を一望することができ、四季折々の山野草を楽しむことができるほか、桜の名所としても市民に親しまれています。

この村上城跡の特徴は、中世の城郭と近世の城郭が共存している点にあります。山頂に残る石垣は江戸時代のものですが、中世の村上城は石垣などは見られず、お城山の地形を巧みに利用し形成され、虎口や竪堀、帯曲輪群などが斜面にみられます。

戊辰戦争時、幕府側に組していたものの形勢が傾くと居館に火が放たれ、庄内方面へ退却したこともあり、多くの資料を焼失し、天守閣どのようなものであったかは現在では知る由もありません。

お城山に天守閣をという市民の願いはあるものの、資料的裏付けが難しく現在も天守再建のめどは立っていませが、平成5年には国の史跡に指定され、石垣の復元、復旧作業が継続的に行われています。

村上城跡周辺には郷土資料館もあり、村上大祭で引き回されるおしゃぎりと呼ばれる山車や歴代城主に関連する資料や村上ゆかりの刀剣、甲冑なども展示しています。

また、城下町一帯は武家町、町人町、寺町など江戸時代に形成された町づくりの形が今も残り、往時を偲ばせていて、近年は町屋地域が毎年3月に開催する「町屋の人形さま巡り」などの活動で注目を集めています。

多くの城主が入れ代わり入城したことにより村上では一種独特の文化がはぐくまれてきました。村上城跡を中心として、武家町、町人町、寺町などを巡ってみると、中世から連綿と続く村上らしさを感じることができると思います。

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